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2017年7月10日
税理士界の変化に対応を

53回大阪税経新人会総会開かる

総会は7月8日、「マイドームおおさか」で開かれました。滝口会員を議長に選出したあと疋田会長があいさつ。
1)税制改正の度に制度が複雑化し国民、中小零細企業の負担が増えていること
2)最近当局が公表した「税務行政の将来像」でも「納税者の利便性の向上」を理由にAI等を積極的に取り入れ、 マイナンバーを利用した税務行政の「スマート化」が図られているが、 事業者にとって番号の厳格な管理や情報申告の義務化などで負担が増大している
3)国税通則法に国税犯則法の組み入れ、「共謀罪」の対象に所得税、消費税など税法が入るなど 税務行政や国家権力の強権化に注意が必要
4)税理士会が時の政府の姿勢に迎合し、長年の慣行を無視した総会運営が行われていることと 新人会が適宜訂正の申し入れを行っていること
5)税理士や国民の経営、生活困難に触れこれに対応するためには税理士が憲法の基本を守り、 経営や生活、人権を守る姿勢と知見を不断に高めようと訴えました。

続いて各専門部の報告が行われました。
事務局報告では「マイナンバー制度」反対の取り組みの一環として大阪、和歌山、奈良3県の全自治体に 「住民税特別徴収に関する個人番号の取り扱いについての質問状」を送り、 67自治体(59.8%)より回答を得たことや反対署名2,332筆集めたこと、違憲訴訟も携わっている事などの報告がありました。 毎回の理事会は69.8%と高い出席率(皆勤理事は4名)で開いているなど奮闘ぶりが伺われました。
以下、組織部に始まり全専門部からの報告と会計監査報告が行われました。 機関紙部はこの期間中に500号を達成したこと、B5版からA4版に変更したこと、 医業税制研究部が今期をもって独自の専門部としてはなくなること等が報告されました。

討論では、
1)共謀罪の対象に税が入っており怖い感じがする、通則法に国犯法が取り込まれた。注意はしながら萎縮せずに活動することとしたい。
2)マスコミでも報じられたが書留で送付した給与支払報告書を大阪市が紛失し、結果的に「マイナンバー」の紛失した事件があった。 市役所が源泉徴収義務者に謝罪し「マイナンバー」の再取得は市の責任でやることになった。
3)国犯法は明治憲法時代の法律。これの通則法への組み入れは国会でもほとんど議論がされてない。 意図など議論が必要では。近畿税理士会の総会にもっと参加しよう。
等の意見が出ました。新理事の選出と各報告が全員の拍手で採択されました。

懇親会は隣接するシティプラザ大阪で、吉田会員の司会のもとで開催、会員40名が参加。 青税大阪支部長安田浩二氏、記念講演の講師冨田浩治先生も出席して頂きました。 各人の挨拶がありましたが、松谷会員の今期限りで税理士も廃業、新人会も退会との挨拶に少し寂しく感じました。 会場では会員の写真展もおこなわれました。


2017年7月4日
2017年平和行進に参加して

今年も7月4日、毎年恒例の「平和行進」に参加してきました。半日の参加も含めれば入社以来、毎年参加をしています。
正直、社会人になるまで「平和行進」の存在を知りませんでした。 年一回の平和行進ですが、参加する回数を重ねるうちに平和行進で訴えることの大切さに気付かされています。

今年は午後からの参加で、あいにくの雨模様でした。例年と比べると、参加者や沿道の人々の姿は少なかったように感じました。 しかし、そのような中でも多くの方が朝から参加され元気にシュプレヒコールをあげていました。 雨の中でも沿道から声援を送ってくださる方々やマンションのベランダから手を振ってくださる方々の姿は私の励みになりました。 沿道の若い方は特に何も反応してくれないように感じましたが、小中学生は照れながらも手を振り返して応援してくれました。 このようなやり取りから、若い人に少しでも「平和行進」の存在を知ってほしいと思いました。
今年は、「原水爆禁止条約」や「戦争法」など平和≠ノ関する大きな動きの中での「平和行進」でした。 「原水爆禁止条約」は国連で採択されました。しかしながら、唯一の被爆国である日本は、今回はなんとボイコットという結果になってしまいました。 北朝鮮の核の脅威が現実味を帯びてきていて、より一層アメリカの核の傘の必要性を主張する声が大きくなっています。 そのような状況下で一般の人々に核廃絶の重要性がきちんと伝わる言葉≠どう作り上げていくべきなのか、平和行進をしながら考えました。
戦争法も昨年強行採決され、今年は「共謀罪」も7月11日に施行されました。 雲行きの怪しい現在だからこそ、この「平和行進」で訴え続けることが大切だと思います。 もっと多くの世代に「平和行進」が共有され、多くの人々に発信し続けていってほしいです。 そのために、微力ながら私も「平和行進」参加し続けていきたいです。

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今回の平和行進は2度目の参加になりました。前回と違い雨の中の行進でしたが、以前より余裕ができて視野が広くなっていたようでした。 歩いている中で、ベランダや軒先まで出てくれている人や手を振ってくれている人をよく見かけました。 特に、こういった活動にまだ関心が薄そうな学生さんにもよく手を振ってもらったことが印象深いものでした。 これは今まで積み重ねてきた平和行進の成果なのだと思いますが、今年はそれがよく見えた行進だったように思いました。
今年は共謀罪の強行採決があり、着々と戦争の準備が進んでいるのかと思う年になっています。 今回の平和行進のような活動も取り締まりの対象になっているのかもしれません。 反対をできない、抗議もできない世の中になっていくのかと思うとゾッとします。 そんな世の中にさせないためにも、この行進がそれを防ぐ1歩になるだろうと思います。


2017年1月14日
2017年新春記念講演会&新年会に参加して

当日は新年会の日らしいとても寒い日になりました。
講演会は元大阪城天守閣館長の渡辺武先生による「大坂の陣と真田丸」でした。 大坂夏の陣の落城数時間前の様子が書かれているという「重文 大坂夏の陣図屏風」の内容分析の一部と 実際の屏風画面のスライド約60枚の紹介と説明でした。 屏風には名前が知られた武将から一般市民まで5,071人もの人物が描かれ、武器、鎧や紋付まで細かく研究されていて、 拡大するとわずか1.3pで描かれた住吉大社の鳥居の神額に中の文字や大阪城の窓には落城を覚悟した女官が泣いている姿まで描いてあるのには驚きました。
続いては新年会です。疋田会長、青税大阪支部の山田支部長のご挨拶に始まり、ワイワイガヤガヤと楽しく美味しく食事を楽しみ、 恒例?の会員からの一言挨拶ではお元気になられた山道先生のお話から始まりリレー形式で時間切れまで盛り上がりました。


2016年7月9日
総会感想

瀧本の語り部オーラはどこから来るのだろうか? 今年95歳を迎える老兵士のド迫力の声量(マイク不要)と、 時たま眉間にしわを寄せて威圧のある口調と手を指し示す仕草に、圧倒され続けた90分であった。
反戦を訴え続ける情熱、それを駆り立てる思いとはいったいどこから来るのか?
空母飛龍の甲板下部で働く下級兵士が艦内大火災で逃げることも出来ずに閉じ込められ、 蒸し焼き状態で死んでいったときの叫び声を、伝声管を通して聞いた地獄の思いなのか?
或いは、戦後図書館で大本営発表の情報が嘘ばかりであったという戦争の真実を初めて知ったときの衝撃なのか?
また或いは、本来なら戦死しているはずが三度の奇跡で生き抜き、餓死で亡くなっていった戦友の魂を代弁しているのか?
いずれにしても私は瀧本氏の次の言葉が焼きついた。

「戦争は一端始まったら止めることは出来ません、行くところまで行くんです」
「あなたは戦争はイエスかノーか。戦争を決めるのは年寄り。死ぬのは戦地で若者ですよ。 誰が喜ぶ?必ず喜ぶ人がいるし笑いが止まらない人がいる。だから戦争が起こるんです」
「言論の自由が無いとき戦争になった、今は自由があるんやから沈黙はダメなんです。 無言の美徳等は今はない。間違ったときにはダメやと、大きな声で皆に分かってもらわなくては。 権力者に対して何も言わないから賛成やと勝手に理解される」
「学校で話すときにはこう生徒に言っています。問題が起きたときは自分で考えなさい。 それでも分からないときは信頼できる人に相談しなさい。肩書きの人はダメ、肝心なとき嘘をつく」
「お願いしたいことは明日は参議院選挙投票日、心配している。 結果によっては戦争をやりませんから、戦争やりますよと180度変わる。 太平洋戦争の時よりもっと悪くなる、泣くものが増える。 幸せな生活、平和な生活は命あっての生活。いざとなったら国は国民を守ってくれません。 今も高官は言っている。自衛隊は国民を守るんでなく国を守ると公言している」

PS:南方トラック島で30キロにやせ細った餓死寸前の時、親父のことは全く浮かばずに (ここまでハッキリ言われると痛快・笑い)お袋のことばかり浮かんだという。


2016年7月9日
総会報告

井川副会長の挨拶で始まった62回総会。
来賓の近畿青年連盟、山田暁久会長を紹介したあと池田秋男議長を選出し、西村会長、竹内事務長の挨拶と報告が続きます。

会長挨拶「今総会は、あと2名で150名という会員148名で迎えた事にお礼申し上げたい。 一年間振り返ると、近畿税理士会との懇談会を行い、久しぶり制度や平和問題で議論した。 従来の近税幹部は挑戦的な理事が多かったが今はそうでなく、税理士会の曲がり角である。 先行き不透明な日本経済、中小企業が不況の連続で380万社減っているなど、 私達税理士の役目は、どういうことが出来るのか? 税理士制度は憲法に基づくもので制度もそれに沿って発展していくもの。 今後の方針のポイントとして、現場で大変混乱しているマイナンバー制度をやっていく」

続いて各部の報告に移り、組織部からは「150名達成できなかった。しかし純増3名。 実務研での参加者を組織拡大に結びつけていない。認証式での加入宣伝を神戸会と合同で行った。 入会後の退会者に若い層がいる。きちんと会員継続のための努力していなかったのが反省。 今後、退会の原因を究明しアプローチが必要である」
機関紙部からは「新人会ニュースをA4判にしていく方向」が提案され、 実務研究部からは「毎月一回ペースで開催し、30数名前後の参加。 拡大実務研に会員外の参加者5名あったが、会員拡大に結びついていない。 方針では、研修義務化対応で新人会を認定団体として取り組みたい」と前向きな提案があった。
判例研究部からは「近税の認定研修として開催しており今後も続けたい」の話の後、 審理部、医業研究部、研修部、厚生部、消費税対策委員会、と続き 青年クラブからは「今回初めて酒蔵見学を取り組んだがもっとやってほしいという声もある(笑い)。 行事には若い人に声かけ、厚生部とも一緒に取り組みもやっていきたい。 8月初旬に会合を開きたい」と報告。
最後に財政部から決算の報告と監査報告があり、採決は満場一致の拍手で提案通り確認された。 質疑応答や議論の中で出された意見は次の通り。
「税理士法の税理士法52条無償独占は議論していく話ではないか?」
「倉敷事件は国民権利憲章、通則法、税理士法の問題に絡む事件で注視しなくては?」
「税務署の現状報告では、大阪国税局定員は減り個人課税部門100名も減。 確定申告相談会場を減らし、スマート確定申告がふえ、税務調査にシフトしていく。 国税局が調査選定する。独自性は署でやれ。センター化 内部事務の合理化簡素化。 西淀川は38から36名へ。住吉、城東は副署長なくなる」
「消費税の滞納が増えてきて税務署は苦慮。27.4換価の猶予が出来た。具体的に研修したらどうか?」
多くの発言で盛り上がったところで、戸田副会長の閉会の言葉で総会は終了した。


2013年1月19日
新年会・懇親会

1月19日(土)天満橋のOMMビルにて新年会が開催されました。

第1部の講演会は、東北税経新人会会員で石巻市議会議員でもある税理士の庄司慈明氏に「被災地に生きて─共に生きる─」というテーマで 講演していただきました。「津波てんでんこ」「正常化の偏見」など、実際に東日本大震災を経験されたからこその大変説得力のある 心に強く残る講演でした。

第2部の懇親会は、新入会員の西本博文さんと増田節代さんお二人の自己紹介から始まり、 その後は参加者の会員の方々の近況や今年の抱負などを語っていただきました。 また、高橋会員にはマジックを披露していただいたり、今回、講演会の講師をしていただいた庄司会員には震災応援ソング「花は咲く」を アカペラでご披露いただいたりと、楽しい懇親会となりました。


2011年1月15日
新年会報告

1月15日(土)、チサンホテル心斎橋にて、大阪税経新人会の新年会が開催されました。
第1部の講演会に44人(うち職員3人、来賓1人)、そして第2部の懇親会に33人(講師、来賓2人含む)の参加がありました。

第1部は、関西大学の鶴田廣巳教授に、「大阪都構想を斬る」をテーマに講演をしていただきました。
鶴田教授は、大阪都構想は、これまでみじめな失敗に終わっている大型開発を進めるために、大阪市や府内の市町村の財源を吸い上げることが目的であり、 府民の生活向上や住民自治、住民参加の視点が一切欠けていることなどを語っていただきました。 知事への支持率が高く、マスコミが持ち上げるなかで、大阪都構想の内容を良く分からないという府民が多いです。 イメージに流されずにしっかりと中身を吟味しないといけないと強く思いました。

第2部の懇親会には、鶴田教授や近畿青年税理士連盟大阪支部長の音谷先生に来賓として参加いただきました。
久しぶりにご参加いただいた会員を中心に近況を語っていただき、楽しい懇親会となりました。
ただ青年クラブからの参加が少なく、今後もっと若い会員の参加が望まれます。 


2010年11月6日
秋のシンポジウムに参加して

2010年秋のシンポジウムが11月6日に開催されました。 テーマは「給付つき税額控除」と「共通番号付国民IDカード制」。 講師の浦野弘明さん(立正大学教授)、石村耕治さん(白鴎大学教授)と参加者の間で活発な討論が行われました。以下、簡単に報告します。

1、給付つき税額控除について
民主党の税制改革案では「所得控除を縮小し税額控除制度へ移行すべき」と主張していますが、 これに対して「健康で文化的な生活を営むために各種の控除制度が設けられている。税金をかけてから控除するのではなく、 最低限度の所得には課税しないというものだ」など所得控除の持つ意義を強調する意見が相次ぎました。
また、「民主党の『給付つき消費税額控除』案は消費税増税のための主張。 消費税増税による税収増を特定の低所得層にまわす中・低所得者への課税強化策だ」「年金控除や給与所得控除の削減にまで言及している。大増税路線」、 「応能負担原則は圧縮する方向だ」、など「給付つき税額控除論」が持つ問題を指摘する多くの意見が出されました。

2、共通番号付国民IDカード制について
「共通番号付国民IDカード制」の危険性が討論されました。 講師の石村さんは「私たちは納税者の整理番号や税理士の登録番号など汎用でないもの、可視化でないものに反対するものではない」、 「問題は共通番号、番号の可視化。これにより政府が全国民の個人情報を一元管理する体制作りをめざしていること」、 「基本的人権が守られるかどうかを考えなければならない。人格権が確保されてはじめて利便性や効率性を議論する土台ができる」と強調しました。 また、イギリスの新政権がID番号制の廃止や監視カメラの濫設規制などの政策を発表していることを紹介しました。
参加者からも「ITの発展と共通番号制導入は別問題」、「共通番号制導入は国家にマスターキーを渡すこと」、 「たんなる技術的制度ではなく社会システムがチェンジすること」、「共通番号制の危険性を具体的に宣伝していかなければ」等々、多くの意見が出されました。


2010年9月3日〜5日
千葉全研報告

今年の全国研究集会は千葉の幕張にて開催。 いずれの分科会にも興味をそそられましたが、今回は埼玉会の「給付付き税額控除と納税者番号制を考える」に参加させていただきました。
全容がいまだ判然とせず、得体の知れない恐ろしさを感じていたこれらの制度ですが、歴史的経緯・諸外国の事例・民主党政権の構想など、 多面からなされる詳細な解説のお陰で論点を整理することができ、大変勉強になりました。 知れば知るほど危険性を感じるシステム、「悪い事をしていないから番号制を導入しても別にいい」というようなレベルの話ではない。 ことの本質は「政府が国民全ての情報を手に入れ管理していく社会」を許すか否かという点にある、という趣旨の発表者の方のコメントが強く心に残りました。

集会の後は、海浜幕張を後にし、観光バスで熱海伊豆山温泉へ。
まずは首都高速からの展望。建築中の東京スカイツリー、六本木ヒルズ、東京タワー…。久々の「首都」に少々興奮しました。
その夜の宿は「水葉亭」。夜景を見ながらの露天風呂は風情がありました。 この地には源頼朝と北条政子が逢瀬を重ねていたという伊豆山神社が。615段の階段を上った先に立派な社殿や「頼朝・政子腰掛け石」があったとのこと。
「ここは頼朝挙兵の地・石橋山古戦場」「曽我兄弟ゆかりの地・伊東」、「修善寺物語の修善寺…。」
車中でガイドさんの口から次々と飛び出す数々の歴史スポットに心踊らされっぱなしの旅でした。

伊豆の踊子に描かれた淡い初恋の舞台、河津七滝(ななだる)の一つ初景滝と、演歌「天城越え」で名高き情熱的な浄蓮の滝、 イメージはずいぶん違えども、どちらの滝の周辺も汗がすっと引くような冷気とマイナスイオンたっぷり。自然の力で身も心も洗われた心地でした。 名物わさびアイスもいただき、伊豆の魅力を存分に堪能することができた、思い出深い旅になりました。


2009年9月18日〜20日
佐渡島全研報告

〜機中にて〜
佐渡は生まれて初めて踏む土地なので楽しみな反面、朝6時前に家を出るのはちょっときついで、と前日の寝不足もありぼやきの入った出発になりました。
しかし機中で一眠りした後、窓の外を見ると、木曽の御嶽山が眼下に聳え、眠気も吹き飛びました。 右手には中央、南のアルプスが連なり、その向こうに富士山までが出迎えてくれていました。
飛行機(プロペラ機。後で調べたところでは、デハビランド・カナダ8という機種)は、その後も山小屋が容易に目視出来るほどの低空を、 翌日熊騒動の起こった乗鞍から新潟へ向け北アルプス上空を飛んでくれ、飽きることなく楽しませてくれました。
やるな!プロペラ!!(落ちそうで、ちょっと怖いけど・・・)

〜大阪会の発表〜
1)滞納処分については、冷酷な取立てという問題だけでなく、事務運営指針等に定められたルールさえ守られていない取立てが横行している、 という現実はやはり正していくべきだと思いました。
意図的・悪質な滞納者と、納税意識はあるが不可避の外的要因(例えば延納中のバブル崩壊による相続財産の価値の急落)が原因の滞納者などを 十把一絡げにマスコミが批判的な報道をすることも確かに問題だと思いました。

2)また、この問題に関して清家会員が無報酬で取り組んだ(そして、滞納処分の執行停止を勝ち得た)体験談は、発表者側にいても、 やはり聞き応えがありました。無報酬ということに関しては会場でも賛否両論あったかと思いますが、あしかけ5年もかかった息の長い取り組みに 私はやはり頭の下がる思いでした。


2009年1月17日
新年会報告

2009年度大阪税経新人会新年会が、1月17日(土)、ホテル京阪京橋にて開催されました。
今回は1部の講演会が15時から16時45分くらいまで、参加者は52名、2部の懇親会は、17時30分から20時ごろまでで、参加者は、来賓2名、会員38名でありました。

(第1部 講演会)
 第1部の講演会は、雑誌『上方芸能』発行人、木津川計氏をお招きし、「落語の時代がやってきた」というテーマで講演していただきました。
戦後の我が国の「笑い」の歴史という切り口から、社会の世相を論評され、最後には、文化と経済の発展にまで話は及びました。

(第2部 懇親会)
懇親会の方は、第1部でお話していただいた木津川計氏と近畿青年税理士連盟大阪支部副支部長の鈴木氏を来賓としてお招きし、 林会長の挨拶と中井士朗先生の乾杯の音頭で始まりました。
その後、参加者同志の歓談や、会員の近況報告等とあっという間に時間がすぎました。
最後は昨年と同じく、清家先生に音頭をとっていただき、大阪締めでお開きとなりました。


2008年11月15日
税理士は生き残れるのか! −秋のシンポジウム報告−

11月15日(土)に秋のシンポジウム「税理士・税理士会は如何にあるべきか」が開催されました。 東京税理士会理事・宮川雅夫先生と新人会元理事・関本秀治先生を迎え、熱いシンポジウムとなりました。
宮川先生は、弁護士・会計士・税務署OBの資格取得制度、税理士試験制度、研修の義務化、一人税理士法人等の論点について、私見を交え説明されました。 関本先生からは、明治維新から現在までの税の変遷について説明していただきました。 お二人とも、今回の税理士法の改正に関しては、盛り上がりに欠けていると述べられていました。
その後の質疑応答では、税務支援について、各先生方の意見交換などが活発に行われました。


2008年9月12日〜13日
第44回札幌全国研究集会の報告

1.札幌全国研究集会
9/12、13と札幌において全国研究集会が行われました。
各分科会は以下の通り
 1) 埼玉会 「役員給与」その問題点と本質に迫る
 2) 東京会 業務独占と強制入会制度
 3) 大阪会 同族会社の行為計算の否認
 4) 神戸会 税理士制度
 5) 九州会 「税理士会と税政連」牛島税理士訴訟判決の今日的意義と課題
 6) 全国会 憲法と消費税を考えるパートU

分科会の後、札幌後楽園ホテルにて懇親会が行われ、北海道特産の食材を使った料理に舌鼓をうちながら、交流を深めました。
翌日は、河野本道氏による記念講演「アイヌの歴史と現状」があり、その後全体会が行われました。
全体会では新人会の今後の方針や、各会の紹介、会員からの報告や意見など、活発に意見交換が行われました。

2.北海道旅行
全研の後、大阪会だけで旅行に行きました。旭山動物園から始まって、層雲峡、黒岩岳、小樽、ニッカウイスキー工場見学、支笏湖遊覧と盛りだくさんでした。
特に、旭山動物園は、うわさ通り動物の見せ方がうまくて、大人も充分楽しむことができ、時間が足りないくらいでした。
また、黒岩岳から眺める景色は雄大で、ちょっと寒かったですが、とても気持ちが良かったです。 支笏湖も水がきれいで、湖から眺める山の景色もまたすばらしく、お天気が良かったのもあって、本当に心が洗われるようでした。
ぜひ、また北海道に来たいと思いました。


2007年11月10日
秋期シンポジウム

去る11月10日、大阪コロナホテルにて2007秋のシンポジウム「『税理士制度は崩壊するのか』〜税理士法の本質と現状を考える〜」が開催されました。 参加人数は81名を数えました。

長谷川博先生は東京地方税理士会の報告や日本税理士会連合会の資料等を用いつつ、アウトソーシング事業に関する最新情報とともに、 韓国の事例にもふれ、弁護士会が持つ常設機構や会費制などのシステムにも言及されながら、 今後税理士会が果たすべき税務支援事業のあり方についてご自身の見解を報告されました。
一方、佐藤庸安先生は、歴史的経緯と絡めつつ、プロフェッションとしての税理士業について原則論に立ち返った観点から解説されました。 これまでこの問題に全く取り組んで来なかった税理士会側の責任にもふれられ、「自ら問題意識を持たねばならない。 納税者の権利について具体的に提起されたことは、これまで一度もなかった。」と指摘されました。

その後の質疑応答では積極的に議論が交わされ、行政主導による一方的な制度化の危険性を指摘する意見が数多く出されました。


2007年9月1日
神戸全国研究集会

今年の全国研究集会は神戸にて開催されました。議題は「憲法と消費税」。発表担当の神戸会の皆様、首都圏チームの皆様、非常にご苦労様でした。 今までの分科会だとせいぜい70名〜80名ほどの参加者で、比較的楽に発表できたかと思われますが、 今回は300名余りの参加者の前での発表のため大変だったと思われます。
特に、コーディネーターの清家さん、前日からもかなり緊張されていましたね、本当にお疲れさまでした。

さて、神戸会準備委員会の事前通知では、「各単位会事前に勉強会を開催して研修会に参加してください。 事前質問以外にも会場発言でもって会を盛り上げてください。」ということでした。一日だけの、一つだけのテーマでの研究集会、はじめての試みです。

税経新人会の全国研究集会は研究だけの集会でしょうか。全国研究集会は、自分が研究した成果を発表する場であり、 他の単位会の方が研究した意見を聴く場であり、久しぶりに他の単位会の活動状況を聴き、懇親をする場であり、 全体に自分の会及び自分の活動状況を報告する集会ではないでしょうか。
毎年の、特別講演をたのしみにしています(九州熊本での講演は今でも思い出すと涙します。)。 一日だけの研修だけではいくら単価が安くても満足いく研究集会と言えるでしょうか。
はじめての試みで、神戸会の方々、大変だったと思われます。お疲れ様でした。
全国研究集会に対する考え方はいろいろあると思われますが、年に一度の集まりですのでもう少しゆっくり、じっくりとやりたいですね。


2007年1月20日
2007年 新年会報告

1月20日(土)に、リバーサイドホテルにて新年会が開催されました。 1部の新春講演会では、弁護士の城塚健之氏を招き、「市場化テストとその問題点」について語っていただきました。 「小さな政府」、「官から民へ」というスローガンに示される「公務の市場化」により、住民の安全性や住民サービス低下、地域経済の疲弊、 雇用問題など私たち市民に悪影響を及ぼす実態を、具体例を交えながら詳しく解説してもらいました。
また同じ士業として、規制緩和の中での士業会の強制加入制度などの問題を、意見交流しました。 その中でロースクールの開設などで、今後弁護士人口が急速に膨らみ、一部の大手弁護士法人と、いわゆる「マチベン」との格差がひろがっていくことや、 これまで政府に対し人権派の立場から一定の発言力をもっていた弁護士会が、運動的立場での会員の意見統一が難しくなっている現状などの業界の話は、 とても人事ではない内容だと感じました。

2部の懇親会は、当日煌びやかな着物姿で登場された西村廣美先生の乾杯に始まり、会員の近況報告では、 先行きの暗い話から明るい話、政治からプライベートの話まで幅広い話でおおいに盛り上がりました。


2006年11月11日
税経新人会 西ブロック 2006年秋のシンポジウム
これからの税務調査 〜質問検査権の法理

11/11(土)新大阪コロナホテルにて、シンポジウムを開催しました。 当日は去年を超える116名(大阪会49名、神戸会26名、その他33名、会員外8名)の参加となる盛況ぶりでした。
今回3つのテーマで3人の講師の方々に報告していただきました。

(1)「納税者の権利と質問検査権の法理」 弁護士 鶴見祐策
鶴見先生は、この分野の第一人者で、その豊富な知識と経験から、税務調査における論点を、租税法や判例を元に一つ一つをとても詳しく解説されました。
(2)「変貌する税務署・税務調査」 税理士 永沢晃
永沢先生は、省庁改革により税務署職員が将来削減される中で、税務署機構の再編が計画されていることを報告。 特徴は内部実務、納税者サービス事務を削り、その分を調査に振り向けることにあり、今後税務調査は拡大していくとしています。
(3)「調査の各場面における質問検査権の行使とその対応」 税理士 本川 國雄
本川先生は、長年の経験から調査への具体的な対応を解説されました。 その中で、調査していた側の印象では、税理士の多くは納税者権利の意識がないこと、また税理士になってからの印象では、 税務職員の多くは税法を勉強していないことを感じたと発言されたのが印象に残りました。


2006年9月8日〜10日
埼玉全研 大阪会箱根旅行

去る9月8日に行われました埼玉全研は、史上最高の参加者を集め盛大に執り行なわれました。
各分科会の内容は次の通りです。

 1.所得税の必要経費の考察(東京会)
 2.会社再生の手法(大阪会)
 3.憲法と租税(神戸会)
 4.元国税調査官が語る税務調査(埼玉会)
 5.経営指針づくり(埼玉会)
 6.社会福祉法人問題(全国協議会)
 7.税制問題(全国協議会)

全研にともなう恒例の大阪会旅行は、今年度は箱根ということで、大阪会からの全研参加者37名のうち30名参加し、これまた豪華絢爛に行われました。
9月9日午後全研の舞台となった埼玉県浦和市を貸切バスで出発した大阪会一行は、六本木ヒルズ等を横目で見ながら、一途箱根温泉ホテルおくゆもとを目指しました。

温泉でゆっくりした後は、おまちかねの大宴会です。 岡橋先生の乾杯で始まった宴会のクライマックスはクイズ大会です。豪華商品もあいまって、予想外に盛り上がり、楽しい宴会となりました。 二次会はお隣のカラオケスナックを借り切って、一次会以上に盛り上がりました。 新人会以外に熟年カップルが一組いましたが、大西さんの「勝手にシンドバット」が気に入られたようで、見事なジルバを披露していただきました。 それをきっかけに新人会もダンスタイムとなり、そらもう楽しいひと時を過ごせました。

あいにくの天候で、富士山は霧に囲まれっぱなしでしたが、帰りの新幹線から奇跡的にご威光を拝め、一同声を上げて喜ばれたのが印象的でした。 最後になりましたが、旅行をお手配いただいた有限会社ビーウェブの笹井様と皆様のおかげで楽しく幹事ができましたこと、心より感謝いたします。 なお、クイズの答えはジーンズです。


2006年7月1日
第42回 定期総会 記念講演
中小企業の企業再生の現状−RCCの現場−を拝聴して

今年度の総会では埼玉全研の大阪会の発表にジャストミートなお話を弁護士の高橋典明さんにして頂きました。
講演内容は 1.金融機関の不良債権処理の現段階 2.投資ファンドの状況 3.企業再生のプレーヤー 4.企業再生の手法 5.企業再生の流れ 6.再生可能な企業の条件 で、 現場に携わっていらっしゃる先生ならではの臨場感あふれる内容で、実務家の私たちにとってたいへん有意義なものでした。
以下、1. 3. と 6. についての内容だけですが、まとめたいと思います。

1)金融機関の不良債権処理の現段階
RCCは発足10周年を迎え、回収総額は8兆円を超え、回収率は60%を上回っている。なお、回収期限は平成23年となっている。 大手行は不良債権のオフバランス化(RCCへの売却等)を推し進めてきた結果、不良債権比率は2%以下となり最高益を計上している。 それに対して、地銀、信金等は体力がないため不良債権を抱えたままでの債務者区分の上位遷移で対応せざるを得ないのが現状である。

2)企業再生のプレーヤー
(1) 産業再生機構
 再生企業とメイン金融機関との協調が前提でスキームを作成する。そのスキームに同意しない債権は機構が買い取る。 機構がターンアラウンドマネージャーを派遣する。RCCが債権回収のみならず、再生に力を入れだすきっかけとなった。平成20年3月解散予定。
(2) 整理回収機構(RCC)
 (1)とは異なり、私的再生を優先しRCCが前面に出ないため、信用の毀損は少ない。365社の再生実績がある。
(3) 中小企業再生支援協議会
 (2)と性格が似ているが、全取引先ではなく金融機関のみを対象とする点が異なる。
(4) リレーションシップバンキング
 地銀等は不良債権を抱えたままであるが、企業再生のスキルが弱いためにRCCへ債権を信託し企業再生を委託するスキーム。
以上は公的なものであるが、その他、民間の企業再生プレーヤーとして企業再生ファンドなどがある。

3)再生可能な企業の条件
(1)本業でのキャッシュフローがあることが大前提である。
(2)継続価値が清算価値を超える。
(3)経営者、従業員の会社再建の意欲がある。
(4)株主・経営者責任をとるとともに、情報開示ができる。


2006年1月21日
新年会報告

大阪税経新人会平成18年度新年会が、1月21日(土)13時からリバーサイドホテルで開催されました。
当日は、15時から17時半までが講演会で、第1部は15時から16時30分まで、司会進行は竹内会員、佐飛会長の挨拶に始まり、 「ずばり言うわよ!ここが危ない憲法改正」というテーマで、大阪市立大学教授松田竹男先生にお話していただきました。 現在、政府が推し進めようとしている憲法改正が、私たちの生活を脅かし、世界の平和をゆるがすものだと思いました。 断固、憲法改正は阻止せねばと感じたのは、私だけでしょうか。
引き続き、第2部は、16時45分から17時40分頃まで、笑工房の木藤なおゆきさんに、憲法漫談「地球のすみずみに憲法の花を」を披露していただきました。 憲法9条改正(改悪?)による私達の生活に対する影響をおもしろ、おかしく話されて(特に大阪のおばちゃんの話しは最高でした)、 1時間があっという間に感じました。
講演会終了後、17時45分から、会場を移動し、上野会員司会のもと、中井先生に乾杯の音頭をとっていただき、懇親会が始まりました。 途中、新入会員自己紹介、会員の近況報告、パフォーマンス等があり、最後は、恒例の大阪じめで、閉会・解散となりました。
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